オアハカ郊外の古代遺跡 モンテ・アルバン

メキシコ

旅行時期:2018年12月 グレナダ / メキシコ / アメリカ合衆国


オアハカ滞在中には、オアハカ郊外にあるモンテ・アルバン遺跡 (Monte Albán) にも訪れました。

モンテ・アルバンは、山の頂上に造られた古代都市の遺跡で、ユネスコの世界遺産にも登録されています。オアハカの町からは、シャトルバスで約30分なので、簡単にアクセスすることができます。

モンテ・アルバンの古代都市は、紀元前500年ごろにサポテカ族によって築かれたと言われています。

この古代都市が最も繁栄していたのは、紀元300年~700年頃とされていて、この頃には、周辺の丘にも住居が築かれ、2万5千人もの人が住んでいたんだそうです。

メキシコシティ郊外にある有名なテオティワカン遺跡よりも規模としては小さいのですが、モンテ・アルバンは、山の頂上にあるので、何といっても景色が素晴らしい!!

テオティワカン遺跡と似たようなピラミッド状の神殿などの建造物がたくさん残っていて、まさに「天空都市」という表現がぴったりとくる、ミステリアスな場所。

踊る人々 (Danzantes) と呼ばれる彫刻や、日時計の役割を果たしていた石碑、天文観測所として使われていた建造物なども残っています。

遺跡の屋外に展示されている踊る人々の彫刻はレプリカ。本物は遺跡内にある博物館に展示されています。

モンテ・アルバンの遺跡内には博物館も設置されており、モンテ・アルバンから発掘された装飾品や石碑などが展示されています。

 

紀元700年~950年頃になると、モンテ・アルバンは次第に衰退し、やがて放棄され、廃墟となってしまうのですが、その後、オアハカ州北西部からやってきたミシュテカ族が要人の墳墓としてモンテ・アルバンを利用。この時代に副葬品としてこの地に埋葬されたミシュテカ族の財宝は、のちに発見され、現在、オアハカの文化博物館に展示されています。

モンテ・アルバンで発見されたミシュテカ族のヒスイの仮面(オアハカ文化博物館所蔵)Photo: Anagoria [CC BY 3.0 (https://creativecommons.org/licenses/by/3.0)]

 

モンテ・アルバン遺跡は、オアハカの町から近いので、半日あれば行って帰って来れます。遺跡への入場料は70ペソ。山の上にあってとても景色が良いので、なんだか、マチュピチュとテオティワカンを足して2で割ったような感じ。私は、ここ、かなり気に入りました!

オアハカまでやってきたら、是非モンテ・アルバン遺跡まで足を運んでみてくださいね!!

 

モンテ・アルバン遺跡への行き方

モンテ・アルバン遺跡へは、オアハカのセントロからいくつもの会社がシャトルバスを運行しています。私たちは、Lescas Co. Tours というツアー会社が運行しているシャトルを利用しました。シャトルバスは、11月20日市場から西へ3ブロックほど歩いたところにある Hotel Rivera del Angel というホテルの駐車場から出発。(Hotel Rivera del Angelのロビーにツアー会社のオフィスがあります。)シャトルバスの料金は、たしか往復で60~70ペソぐらいだったと思います

この Lescas Co. Tours のモンテ・アルバン行シャトルは朝8:30から1時間おきに出ていて、帰りのシャトルは12:00から1時間おきにモンテ・アルバン遺跡から出ています。私たちは、9時半のシャトルで出発して、12時のシャトルで戻ってきました。これだと現地滞在が約2時間。一通り遺跡を観て回って、登ることができる場所には登って、最後に博物館も観て、ちょうどいい感じでした。

→ Lescas Co. Tours のウェブサイトはこちら

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