2015年2月 中東旅行 [2]
ホテルのプール&ビーチでゆっくりとリラックスした翌日は、ドバイ観光へ。
ドバイの観光というと、世界一高いビル(ブルジュ・ハリファ)、世界最大の噴水(ドバイ・ファウンテン)、海の中に建つ7つ星ホテル(ブルジュ・アル・アラブ)、ヤシの木の形をした人工の島(パーム・ジュメイラ)などが有名ですが、私たちがこの日観光に向かったのは、こういうゴージャスなドバイの観光地ではなくて、古くからのドバイの様子が残るバールドバイ (Bur Dubai) とデイラ (Deira) というエリアです。
ドバイは、元々は、町を流れる運河(クリーク)を港として利用することにより貿易で発展した港町なので、クリークの両岸にはドバイの旧市街とも言えるエリアが残っているんです。
まず、最初に訪れたのが、クリークの西岸に広がるバールドバイというエリア。
パールドバイの中でも、海に近い河口寄りのクリーク西岸には、歴史的なアラブ様式の建物がいくつも残ってます。
川岸もきちんと整備された遊歩道のようになっていて、美しい建物を見ながら運河沿いをぶらぶら歩くのはとても気持ちがいい☆
港として利用されている運河ですが、この辺りは河口に近いこともあってか、水も透き通っていてとても綺麗です
そして、この川沿いの散歩道を上流方向に歩いていくと現れるのが、テキスタイル・スーク。
アーケード状になっていて、中には布製品を売るお店がずらりと並んでいるのですが、歩いていると、「ニホンカラ?」とか、「ニーハオ!」とか、客引きがすごくて、うざい!(笑)
アーケード内は、観光客向けの安っぽいものを並べたお店が多いのですが、もう一本内陸に入った道には、本格的な洋服の仕立屋さんがずらりと並んでいました。 どうやらこの辺りはインド系の人が多いエリアのようです。インドほどのカオスはありませんが。。。
そして、このテキスタイル・スークの南にあるのが、バキスタヤ (Bastakiya) という、ドバイの伝統的な町並みを復元したエリアです。
きちんと整備されすぎていて、ちょっとテーマパークのような雰囲気がしてしまうのが興ざめですが、素敵なギャラリーやカフェもあって美しいエリアです。
バキスタヤを散策した後は、こんな渡し船に乗って、クリークの東岸のデイラ地区へと渡ります。
このアブラ (abra) と呼ばれるドバイの伝統的な渡し船は、片道1ディルハム(約30円)。 安いっ!!
沢山の人が利用するため、ひっきりなしに行き来しているので、待ち時間もほとんどゼロで乗り込むことができます。
こちらは、今まで散策していたバールドバイを、渡し船の上から眺めた景色。
モスクの丸いドーム屋根があちこちに見えますね。 超高層ビルが立ち並ぶドバイの新市街とはまったく違った景色でしょ。
渡し船が到着したクリークの東岸には、かなり広いエリアに渡ってスークが広がっていて、スパイス、キッチン用品、靴、電気製品、貴金属、など、各通りごとに売っている物が分かれています。
モロッコなどのスークのような目を見張るような光景ではありませんが、日常生活に密接した物が多いので、観光客の私にとっては買い物目当てというよりは人間ウォッチが楽しい。
スークの他にも、クリークに停泊する昔ながらの貨物船に荷物を上げ下ろしする様子を見ることができたりと、古いドバイの姿が垣間見えて、なかなか楽しい散策でしたよ☆
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