アイスランド旅行記 DAY3

アイスランド

走行ルート:Vik → Höfn 泊

走行距離:約280キロ   旅行時期:2017年6月

この日は、ヴィークからリングロードを東へと向かい、ホプンまで約280キロのドライブ。この区間は見所が満載なのですが、残念ながらお天気はいまいち。。。

ヴィークを出発して30分ほどでリングロード沿いに現れたのが、ルイフスカゥラヴァルザ (Laufskálavarða)と呼ばれる、無数の積み石が散らばっている場所。

この場所を通った旅人たちが、旅の幸運を願って、石を積んでいったものなんだそう。

この辺りは、もこもこした苔が生えた溶岩原がひたすら続く景色が広がっています。

エルドフロイン (Eldhraun) と呼ばれるこの溶岩原は、18世紀後半に起こったラキ火山の大噴火により流出した溶岩流が固まって溶岩原となり、長い年月をかけて、その溶岩原が苔に覆われたものです。

見渡す限り苔に覆われた溶岩原が広がる景色は、なんとも幻想的。ちなみに、苔がびっしりと生えた溶岩原は、アイスランドのあちこちに見られます。でも、ここの溶岩原の規模は、特に凄いです。

この後、立ち寄ったのが、フャズラゥルグリューヴル (Fjaðrárgljúfur)という渓谷。

いや~、素晴らしい景色です!

ここは、この日の朝、ヴィークのホテルをチェックアウトする際に、フロントデスクの方におすすめされた場所。リングロードから3キロほど脇道を入った場所にあるので、教えてもらってなければ、知らずに通り過ぎていたと思います。フロントデスクの方に感謝!!

この美しい渓谷は、今から約9千年前、氷河期の終わりに形成されたんだとか。

渓谷沿いに遊歩道が続いていて、少し歩いたのですが。。。 ついに雨が降ってきてしまったので、途中で断念。とても美しい場所だったのに、残念です。

ちょっぴり後ろ髪を引かれながらフャズラゥルグリューヴル渓谷を後にして、再びリングロードへ戻り、東へ。 リングロード沿いには、次々と名もない滝が現れ、美しい景色が続きます。

しばらくドライブしていると、これまでの緑の景色とは打って変わり、今度はこんな景色が突然現れます。

Photo Credit:  Laurent Deschodt – Own work, CC BY 2.5, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=1020379

スケイザルアゥルサンドゥル (Skeiðarársandur) と呼ばれるこの場所は、氷河から流れ出した川に流された土砂が堆積して、デルタ地帯のようになってるんです。溶岩石が細かく砕かれた真っ黒な土砂と、脈を打つように枝分かれしながら流れていく川がおりなすこの景色は、ものすごい迫力。自然の凄さ、と共に、自然の怖さを感じます。

ここをドライブしていて、はっと気付きました。あの、”Sand & Ash” というレンタカー保険の意味が!! こんなところで、強風に見舞われたら、岩を細かく砕いたようなこの土砂がいっせいに砂嵐となって襲ってくるわけですよね。そりゃ、車が傷だらけになりますよ。だから、アイスランドで車を借りるときには、”Sand & Ash” という保険があるんですね。

そして、この黒い平原を超えると、今度は、目の前に氷河が現れます。

この氷河は、ヴァトナ氷河 (Vatnajökull ) というアイスランド国土の8%を占める巨大な氷河の南端に当たる部分。

このエリアには、スカフタフェットル (Skaftafell) という国立公園があり、いくつものウォーキングトラックが設置されています。氷河の近くまで歩く往復3.7kmのウォーキングトラックを歩いてみました。

お散歩感覚で歩ける簡単なウォーキングトラックです。

スカフタフェットルには、この他にも、こんな美しい滝まで歩くウォーキングトラックもあるんです。

Photo Credit:  Martin Falbisoner – Own work, CC BY-SA 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=34260906

お天気が良ければ、ゆっくり時間をとって、散策したかったのですが、やはり雨が降ってきてしまったので、滝は断念。

スカフタフェットルに立ち寄った後は、いよいよ、氷河が浮かぶ湖へ!

氷河が浮かぶ湖というと、ヨークルスアゥルロゥンが有名ですが、実は、ヨークルスアゥルロゥンの少し手前(西)にも、もう1つフィヤトルスアゥルロゥンという似たような湖があるんですね。

こちらが、フィヤトルスアゥルロゥン (Fjallsárlón)

そして、こちらが、有名なヨークルスアゥルロゥン(Jökulsárlón)

やっぱり、ヨークルスアゥルロゥンは有名なだけあって、湖に浮かぶ氷塊が巨大!

どんよりとした空の色が反射して、なんだか物凄く幻想的な写真が撮れました。

氷河湖を2つ見学した後は、この日の宿泊地のホプン(Höfn)の町へ。

ホプンは、漁業が盛んで、特に手長エビが有名、と聞いていたので「お魚屋さんで魚や手長エビを買って、自分で料理したいな~」なんて、実は企んでいたのです。ところが、漁港の周辺には魚屋さんや魚市場らしきものは見当たらない。で、ツーリストインフォメーションセンターで「お魚買えるところある?」って聞いたら、「スーパーマーケットに冷凍の魚は売ってるかもしれないけど。。。レストランに行けば食べられるよ」って言われちゃいました。どうやら、ここで水揚げされた手長エビやお魚が、地元の家庭の食卓にあがるということはないようです。

ということで、結局、ホプンの町のHumarhöfninというレストランで、手長エビとお魚をいただきました。

ホプンの名物 手長エビ

前日に続いて、また Arctic Char (北極イワナ)

めっちゃ美味しかったです!!

この日の宿泊は、Skýjaborg Apartments というアパートメントタイプの宿泊施設。

前日のヴィークのコテージとは、比べ物にならないくらい、モダンで広くて、超快適なアパートメントでした!

→ Skýjaborg Apartments

この日旅した ヴィーク⇔ホプン間は、アイスランド一番のハイライトと言えるエリアだと思います。レイキャヴィクからは、距離もかなりありますが、せっかくアイスランドまで遥々やってきたのなら、是非ここまで足を伸ばして欲しいなーと思います。→ アイスランド南部のツアーはこちら

→ アイスランド旅行記 DAY4 へ

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