ピンク色の町 ジャイプールを散策

インド

アーグラを訪れた後は、アーグラから西へ250キロほどのところにある、ラジャスタン州のジャイプール (Jaipur) という町にやってきました。

ラジャスタン州は、インドの北西部にあって、パキスタンとの国境にも面しています。 ラジャスタン州の西部には広大な砂漠地帯が広がっていて、とってもエキゾチックなところらしいのですが、残念ながらラジャスタン州西部まで足を延ばすには、やっぱりもうちょっと日数がないと難しいですね。。。

今回私が訪れたジャイプールは、ラジャスタン州の東部にある町で、アーグラからもデリーからも250キロほどしか離れていないので、それほど雰囲気は違わないんじゃないかなと思ってたのですが、いやいや、ジャイプールに近づくにつれて、今までとは景観がかなり変わってくるんです。

それまでずっと平野が続いていたのが、だんだん乾燥した岩肌の山が見えてきて、生えてる植物の種類も変わってくるし、物資を運搬するのにラクダが使われているのをよく見かけるようになってくるし。 そして面白いな~と思ったのが、ラジャスタン州では、道を走ってるトラックやトラクターが派手!! カラフルなペイントが施してあったり、造花みたいなお花とかタッセルみたいな房飾りがぶら下がっていたり。 なんだか、日本のトラック野郎を思い出しましたよ。

ジャイプールは、この地のマハラジャのジャイ・シン2世によって1727年に建設された町。 建設当時のジャイプールの町は、現在オールドタウンと呼ばれる城壁に囲まれたエリアです。

1876年にイギリスのアルバート皇太子(後のエドワード7世)がこの地を訪問した際に、歓迎のために町中の建物をピンク色に塗ったため、ジャイプールのオールドタウンは、どこもかしこもピンク色。

今でも、オールドタウンの建物は、ピンク色に塗ることを義務付けられているんだそうです。

こちらは、オールドタウンの中にある、シティパレス。

インドがイギリスの植民地となった時代も、ジャイプールのような藩王国は、一定の自治権が認められていたんだそう。

もちろん、インドがイギリスから独立した時に藩王国というものはなくなったわけですが、このシティパレスの一角には今でも王族の家族(マハラジャの子孫)が住んでいるんだそうです。

こちらは、ハワー・マハルという宮殿。

小窓がたくさんあって、風通しが良い造りになっているので、別名「風の宮殿」とも呼ばれる美しい建物です。

そして、もう一つ感心したのが、ジャイ・シン2世が18世紀前半に建設したジャンタル・マンタルという天文台。

(写真はwikipediaより)

ジャイプールの町を建設したジャイ・シン2世は、天文学に精通していたそうで、この広い公園のような敷地内には、巨大な日時計やら、月や星の動きを観測する天文観測器がたくさん並んでいました。

さて、これらの名所を見て回った後は、ジャイプールのオールドタウンをちょっとブラブラ散策してみました☆

 

カラフルなターバン帽が山積み

 

縁起物のお飾りを売ってるお店

 

乾物を売るお店

 

スイーツ? だよね?

 

スパイス屋には、何故だかいつもオヤジがたむろしてる。。。

 

様々な形状の砂糖を売るお店

 

道端で野菜を売るおばさん

 

フラワーマーケット

 

ラクダも普通に歩いてる。

あー面白かった☆

ジャイプールでは、ITC Rajputana というホテルに2泊しました。敷地も広くて、お庭やプールもとっても素敵! とてもリラックスすることができました。ただ、ひとつ残念だったのは、前日泊まったアーグラのホテルと同系列だったので、ホテルに入ってるレストランがまったく同じだったんですよね。タンドーリ専門のレストランで美味しいんだけど、3日間連続で同じレストランっていうのは、さすがに飽きちゃう。でも、ホテル自体はとても素敵なホテルだったので、アーグラで違うホテルを選んでいればベストだったかな、と思います。

→ ITC Rajputana

 

 

コメント

テキストのコピーはできません。

SOWHATの世界旅日記をもっと見る

今すぐ購読し、続きを読んで、すべてのアーカイブにアクセスしましょう。

続きを読む

タイトルとURLをコピーしました