普段、旅行に行ってもあまりお土産を買わないんですが、今回南アフリカでは、ビーズのネックレスを幾つか買ってきました。
南アフリカではビーズ工芸が盛んで、可愛いビーズのアクセサリーや雑貨が沢山売っています。
左のネックレスと右のネックレスはズールー族の作ったビーズのネックレスです。 他にも可愛いビーズのアクセサリーが一杯あって、なんだか自分でビーズのアクセサリーを作ってみたくなりました。
そして、もう一つお土産に買ってきたものがこちら。
アマルーラ(Amarula) という南アフリカのお酒です。
マルーラという木の実から作ったクリームリキュールで、カルーアやベイリーズみたいな味がします。
サファリでゲームドライブ中に「スペシャルコーヒー飲む?」って言って出してくれたのが、このアマルーラ入りのコーヒーでした。
クラッシュした氷を入れて飲んでもあま~くて美味しいです。
アイスクリームにかけても美味しそうだし、デザートなんかにも使えそう。
象のラベルも可愛いっ!
さて、クルーガーのサファリとケープタウンを周った南アフリカの旅でしたが、トラブルもなく、快適に旅行をすることができました。
ワールドカップの後だったからかもしれませんが、空港などの設備もきちんと整っていたし、特にホスピタリティーの仕事に係わる人たちは皆とても感じがよく、非常に親切でした。又、オーストラリア人や英国人に似たユーモアのセンスのある人が多いなあと感じました。
治安についても、南アフリカの治安は最悪という話をよく聞くので心配だったのですが、「夜は歩かない」「日曜日にダウンタウンには行かない」「特に治安が悪いと言われているエリアには立ち入らない」という3点に気をつけて行動していたので、危険な思いや嫌な思いをすることはまったくありませんでした。
ご存知の通り南アフリカはわずか20年ほど前までアパルトヘイトが存在していた国です。ワインランドへのツアーに参加した際のガイドさんが南アフリカの歴史を色々と説明してくださったのですが、その際に、アパルトヘイトが廃止された今は職業や仕事の機会や待遇に関しては差別があるとは思わないけど、ソーシャルな面での融合はまだまだだと思うとおっしゃっていました。(ちなみに、このガイドの方はマレー系のカラードです。)
確かに、私たちが旅行中に利用したホテルやレストランやお店などでは人種に関係なく仕事についているように感じましたが、レストランに食事に行くと、従業員は色んな人種の人がいるのに、お客さんは私以外全員が白人だったりということが何度かありました。
アパルトヘイトによる人種間の隔離が約50年もの間存在していたわけで、そういう環境で育ったら差別的感情を持つ以前に、知り合う機会だってなかったわけですよね。
また、ケープタウン郊外のケープフラットというエリアにはタウンシップと呼ばれる旧有色人種の居住地があり、その生活環境は目を疑うほどのものでした。(実際にタウンシップに入ったわけではなくて、高速道路わきに並んでいるタウンシップの家々を車の中から見ただけですが。。。)
アパルトヘイトの時代に育った有色人種の人たちはまともな教育を受けることもできなかったわけであって、雇用の機会が均等になったからといって一朝一夕に仕事につけるわけないですよね。そういった人たちがケープフラットのタウンシップような生活環境から抜け出すのは容易なことではないと思います。
でも、ケープタウンの町を歩いていた時に、公園で白人・黒人・カラードの子供たちが皆で一緒にボール遊びをしているのを見ると、アパルトヘイト廃止後に育った世代が成人するころにはソーシャルな面でも融合が進んでいくんではないだろうか、進んでいって欲しいなあ、と感じました。
南アフリカは現在失業率も高く、近隣アフリカ諸国からの移民の流入など問題も多いようですが、今回旅行中に出会った人たちはみんな非常にモラルが高く、将来に希望を持っている人が多かったのがとても印象的でした。
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