上海には、高層ビルが建ち並ぶ大都会、というイメージを抱いていたのですが、実際に訪れてみると、新しいものと古いものが混在する、とても面白い町でした。
古い中国の雰囲気を味わえるのが、豫園という、明の時代に作られた庭園の周辺です。
豫園のすぐ隣には、豫園商城という中国らしい雰囲気満点の商店街が広がっています。
観光客がいっぱいで賑やかな豫園商城も楽しかったのですが、豫園商城の南に隣接する南市という地域も興味深いエリアです。
南市には、まったく観光地化されていない昔ながらの街並みが広がっています。写真は撮らなかったのですが、小さな商店や問屋が軒を連ね、バケツに入ったクラゲや海草や得体の知れないもの (夫曰く ”I don’t want to know what it is” ) が強烈な臭いを放っていました。これらの商店の裏には、小さな家が所狭しと並び、窓という窓からは竹竿が垂直に飛び出して洗濯物が旗のようにたなびいています。上海のような大都会の一画にこんなエリアが残っているとは驚きです。
上海は、この他にも、租界時代の洋館が並ぶエリアがあったり、モダンでファッショナブルなエリアがあったり、多種多様で、とても面白い町。メトロも走ってるし、快適に観光を楽しむことができました。
ところで、今回初めて上海を訪れて、感じたことをいくつか。。。
- みんな結構お行儀がいい。“メトロの駅で切符を買うときに列を作らない”とか、“列車から降りる人を待たないで乗り込んでくる”っていう話をきいてたんだけど、みんな切符を買うときは並んでたし、人にぶつかられたりっていうこともなかった。(ただし、ラッシュアワーを避けて利用したからかも。)特に驚いたのは、エスカレーターに乗ったときに、みんな右側に寄って左側を急ぐ人用に空けていたこと。それに、メトロの駅や電車の中も清潔で、メルボルンのように、食べ物や飲み物のゴミをそのまま席に置いてったりする人がいないし。。。
- 北京ではマンホールの蓋がなかったりして、足元を良く見て歩かないと危険だったけど、上海ではきちんと舗道が整備されているところが多い。
- みんなおしゃれで小奇麗な格好をしてる。きれいな女の人が多い!
- 北京に比べると、みんな顔がにこやか。
私は、香港よりも上海のほうが好きだな~。
追記:この時は、浦東の高層ビルが建ち並ぶエリアのホテルに宿泊したのですが、翌年再び上海を訪れた際には、豫園の近くにあるルネッサンス上海豫園ホテル (Renaissance Shanghai Yu Garden Hotel) に泊まりました。ルネッサンス上海豫園ホテルは、メトロの豫園駅の目の前にあるので、超便利!夜になると、窓からは、ライトアップした豫園商城も見えます。
おすすめです!
→ ルネッサンス上海豫園ホテル (Renaissance Shanghai Yu Garden Hotel)
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