2016年5月25日〜6月3日 イギリス [9]
エディンバラ (Edinburgh) といえば、やっぱりエディンバラ城 (Edinburgh Castle)。
キャッスルロックという岩山の上に聳え立つエディンバラ城は、町のあちこちから眺めることができ、エディンバラの町のランドマークとなっています。
昔々、エディンバラを訪れた時は、お城を外から眺めただけだったので、今回はお城の中も見学してみることに。。。
かなり大昔からこの場所に砦はあったようですが、ここがスコットランド王国の王城となったのは12世紀頃といわれています。
高い場所にあるので、眺望が素晴らしい!
何百年にも亘りイングランド王国との攻防が続いたスコットランド王国のこのお城は、「王族が住む煌びやかなお城」というよりは、「要塞」と言ったほうがぴったり来る場所です。場内には、National War Memorial, National War Museum, Prisons of War といったスコットランド王国の長い戦争の歴史に関する展示などがたくさんあります。
そんな要塞的要素が強いエディンバラ城の中で、もっともお城らしい建造物が見られるのが、エディンバラ城の一番高い場所にあるクラウン・スクエア (Crown Square) という広場。この広場に面して、ロイヤルパレス (Royal Palace) やグレートホール (Great Hall) といった建物が並んでいます。
ロイヤルパレスはその名の通り、スコットランド王が住んでいた宮殿。ロイヤルパレスの中には、クラウンルームという宝物殿もあります。
グレートホールは16世紀初頭に作られた大広間ですが、大広間として使われたのはほんのわずかで、その後は兵舎として使われていたんだそう。
エディンバラ城内には、こういった感じで、様々な建物が博物館になっていたり、展示があったり、と、見る場所はたくさんあるのですが、上の写真を見ても判るように、人が多すぎるのが難点。 特に、クラウンルームは、宝物室へ辿り着くまでに色んな展示があるのですが、狭い通路が人でギュウギュウ詰めになり、前に進むことも後ろへ戻ることもできず、閉所恐怖症の私にはきつかった。。。
私達が訪れたのは、たしか11時頃だったかな?と思うのですが、エディンバラ城の中を見学するなら、朝一番で行ったほうがいいのかもしれません。
また、エディンバラ城は入場料も決して安くはないので、こういった展示などに興味がない人や観光の時間があまりない人は、お城の中に入らずに、外から眺めるだけでもいいんじゃないかな?っていう気もします。
エディンバラには、エディンバラ城が美しく見えるスポットがたくさんありますし、エディンバラの街は散策がとても楽しい町なので、お城の中に入らなくても充分楽しめますよ。
お城の展望スポットとして私がお勧めしたいのは、こちらの5箇所。
グラスマーケット (Grassmarket) という広場(城の南側)から見たエディンバラ城
キャッスルテラス (Castle Terrace) という道(城の西側)から見たエディンバラ城
プリンセス ストリート ガーデンズ (Princes Street Gardens) という公園(城の北側)から見たエディンバラ城
カールトンヒル (Calton Hill) という丘から見たエディンバラ城の遠景
アーサーズシート (Arthurs Seat) という丘から見たエディンバラ城の遠景
ね、とっても美しい景色でしょ!
エディンバラ城では、毎年8月に、ミリタリー・タトゥー (Military Tattoo) という一大行事が催されます。
エディンバラ城の入口にある広場で、伝統衣装を身に着けたスコットランド軍楽隊によるバグパイプやドラムなどの演奏や兵士の行進などが行われる世界的にも有名なイベントです。私達が訪れた時には、既に、観客席設置の準備が始まっていました。この時期に合わせてエディンバラを訪れるのも楽しいでしょうね!
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