[2016年3月11日~14日 キュラソー旅行記 ①]
カリブ海に浮かぶキュラソー島というところへ行って来ました。
キュラソー (Curaçao) は、ベネズエラ沖に浮かぶオランダの自治領。2010年までは、オランダ領アンティルと呼ばれていた6つの島の1つです。
キュラソー島は、15世紀末にスペインによって発見されましたが、17世紀になってからオランダの西インド会社が支配するようになり、それ以来ずっとオランダ領。
なので、キュラソーの首都ウィレムスタット (Willemstad) には、オランダ風の街並みが広がっています。 ただし、建築様式はオランダ風なんですが、建物の色がなんとパステルカラーなんです。
このユニークなパステルカラーの歴史的街並みは、ユネスコの世界遺産にも登録されています。
ウィレムスタットの町には、セントアナ湾が川のように入り込んでいて、湾の東岸のプンダ (Punda) 地区と、西岸のオトロバンダ (Otrobanda) 地区は、クイーンエマ橋で結ばれています。
このクイーンエマ橋 (Queen Emma Bridge) は、浮き橋。 で、船が通る度に、振り子のように橋が片方の岸へ寄って、橋がなくなってしまいます。 なので、プンダ側とオトロバンダ側を結ぶ無料のフェリーも運航しています。
こちらは、プンダ地区の運河沿いにある水上マーケット(Floating Market)。
道路側からみると屋台が並んでいるので「なんで水上マーケットなの?」と思うかもしれませんが、各屋台の裏側には、野菜や果物を一杯積んだ船が横付けされています。
これらの船は、ベネズエラからやってきたもの。ベネズエラから野菜や果物を積んできて、ここで売って、またベネズエラへ帰っていくんです。たぶん毎日通ってるわけではなくて、積んできた荷がなくなるまでは船で暮らしてるのかな、と思います。 特に猟師さんの船は、洗濯物が干してあったりしたので、魚を獲りながら船の上で生活してるんでしょうね。
それにしても、社会主義国のベネズエラは、今大変な食糧危機に陥っていると思うんだけど、そのベネズエラからこんなに沢山の野菜や果物を運んできて売ることが許されているっていう事にはびっくり。社会主義国だから「輸出は禁止!国に納めなさい!」とかって言われそうじゃない? 闇市みたいな感じでベネズエラ政府に知られずにこっそりやってることなのか、もしくは、売上の一部が国もしくはベネズエラ政府高官の懐に入ったりしてるんでしょうか。。。 このボートに乗ってベネズエラから来てる人たちは、キュラソーに亡命したくなったりしないのかしら?? なんて、色々と気になってしまいます。
さてさて、ウィレムスタットの中で、私が最も気に行ったのが、プンダ地区の東に広がるピーターマーイ (Pietermaai) 地区。
18世紀~19世紀に建てられた邸宅がずらりと並ぶピーターマーイ地区は、一見すると、閑静な住宅街といった雰囲気ですが、このエリアにはお洒落なブティックホテルやカフェ、レストランやバーなどが沢山あるんですよ!
今はこんなに素敵なエリアになっているのですが、このピーターマーイ地区は、近年まで、建物のメンテナンスがされず、かなり退廃していたんだそうです。
今でも、崩れかかった建物や、空き家になってネグレクトされた建物が所々に見られますが、私が訪れた時も、石畳の道を整備中だったし、このエリアはこれから益々トレンディなエリアになっていくんじゃないかな、と思います。
と、こんな感じで、キュラソー島のウィレムスタットは、散策がとても楽しい町でした。
次回のブログでは、キュラソー島の美しいビーチと、宿泊したリゾートホテルをご紹介します☆
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