2025年11月下旬から12月上旬にかけて、サウジアラビアへ旅行に行ってきました。
サウジアラビアは、2019年9月から観光ビザが解禁となり、外国人観光客が訪れることができるようになりました。だだし、その後すぐに新型コロナウイルスが世界的に蔓延したため、実質的に外国人観光客がサウジアラビアを訪れるようになったのは、コロナ禍が収まった2023年ごろ以降だと思います。よって、観光情報がまだまだ少ないのが現状です。
私がサウジアラビアに行ってみたいと思うようになったのは、2年ほど前に、サウジアラビアのアルウラで行われる自転車レースの中継をテレビで見たことがきっかけです。ツールドフランスの中東版みたいな国際的なイベントで、5日間にわたって行われる自転車レースなのですが、私がテレビで見た日は、丁度「ヘグラ」という世界遺産の遺跡群の中を走る日だったんです。砂漠の中に古代遺跡がいくつも聳え立つその壮大な景色に目が釘付け。。。「うわ~、ここ、絶対行ってみたい!」と、即座にグーグルマップに印をつけたのでした。
今回、サウジアラビアでは、リヤド(Riyadh)、アルウラ(AlUla)、ジェッダ(Jeddah)という3都市を訪問しました。

どの都市も趣がまったく異なり、大変楽しい旅となりました。各都市の詳しい様子については、この後ブログにつづっていきたいと思いますので、ぜひご覧になってみてくださいね。
サウジアラビアは外国人観光客を受け入れるようになってから間もない国なので、個人旅行で訪れるのは若干不安もありましたが、観光ビザはオンラインで簡単に取得できましたし、入国審査や税関もめっちゃ楽ちん。想像していたよりもずっと簡単に、快適に、旅を楽しむことができました。
サウジアラビアを旅する際に役に立ちそうな情報を下にまとめておきましたので、サウジアラビアへの旅行を計画されている方は、ぜひ参考にしていただければと思います。
サウジアラビア旅行についての情報(2025年12月現在)
- サウジアラビアの観光ビザは、ネットから簡単に申請することができます。
- 日本からサウジアラビアへの直行便はありませんので、UAE(ドバイ、アブダビ)やカタール(ドーハ)といった近隣国からのフライトで入国するのが一般的。(もしくは、香港や上海経由でリヤドへ入ることも可能。)私たちは、ドーハ経由でリヤドに入り、リヤド→アルウラ→ジェッダと周ったのち、ジェッダからカタールのドーハへ向けて出国しました。
- リヤド→アルウラ→ジェッダ間の移動はサウジア航空(Saudia Airlines)の便を利用しました。サウジア航空はウェブサイトからの航空券の購入やチェックインなどもスムーズで、とても利用しやすい航空会社でした。
- サウジアラビアの通貨は Saudi Riyal。為替レートは米ドルに連動していてU$1=SR3.75に固定されています。
- 現地で両替する際には米ドルを持参するとよいと聞いていたので、以前入手した米ドル札を持って行ったのですが、リヤド空港ターミナル内の銀行で両替しようと思ったら、古い米ドル札は両替できないと断られてしまい、結局は空港内のATMで現地通貨をキャッシングしました。ちなみに、クレジットカードの普及率は高く、キャッシュはほとんど使いませんでした。
- 空港から市内への移動は、リヤドとジェッダではUBERを利用。タクシーはクレジットカードが使えなかったり、料金のネゴをしなくてはならない場合もあるようなので、UBERがおすすめです。現地ではCareemという配車アプリもよく使われているようですが、私は使い慣れているUBERを利用しました。
- リヤドではメトロ(地下鉄)が走っていますので、観光のための移動はメトロを利用しました。ジェッダにはメトロがありませんので、観光のための移動は、すべてUBERを使いました。
- アルウラはUBERやタクシーの台数が少ないため、事前に空港送迎サービスや現地ツアーを手配しておきました。
- 携帯電話は、サウジアラビア大手のSTCという通信会社のプリペイドSIMを購入して使いました。私が購入したのは一番安いタイプのもので、28日間1GB、現地の電話番号ももらえて、確か35レアルぐらいだったと思います。ホテルにいる間は無料Wi-Fiが使えますので、SIMカードのデータを使うのは、外出時にマップを見たり、UBERを読んだりする時だけ。なので、この一番安いSIMで充分でした。リヤド空港内や市内のSTCショップでSIMカードを購入することができます。ちなみに、SIMカードを購入する時には、サウジアラビアのビザの提示を求められます。
- サウジアラビアの女性はほぼ全員が黒いアバヤ(ガウン)とヒジャブ(スカーフ)を着用しています。更には、目から下の顔の部分を隠すニカブと呼ばれる布を着用している人もいます。観光客はこれらの衣装を身にまとう必要はありませんし、普通の服を着ているからといってじろじろ見られるというようなこともありません。とはいえ、やはり過度の肌の露出は避けたかったので、私は、長袖かつ体の線が出にくいゆったりとした服を着るようにしていました。サウジアラビアでは、屋内はガンガンに冷房が効いていますので、長袖で丁度いいくらいです。
- 英語はかなりちゃんと通じます。メトロ駅での表示や車内アナウンス、博物館の展示説明なども英語で用意されていましたので、言葉の面で不便を感じることはまったくありませんでした。
- 治安も良く、滞在中に不安を感じるようなことは一切ありませんでした。
- サウジアラビアでは観光客を受け入れる体制がどんどんと整ってきていて、その進化のスピードがすごいです。なので、ネットやガイドブックで情報を調べる際は、それがいつ書かれた情報なのか?ということを気に留めて調べると良いと思います。特に、営業日・営業時間、交通機関などの情報は、公式ウェブサイトで最新情報をチェックされることをおすすめします。

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