旅行時期:2018年12月 グレナダ / メキシコ / アメリカ合衆国
カリブ海のグレナダでのんびりした後は、マイアミ経由でメキシコへ。
今回メキシコでのお目当ては、グアナフアトとオアハカという2つの町なのですが、フライトの関係で、メキシコシティを経由するほうが便利だったので、メキシコシティ1泊→グアナフアト3泊→オアハカ3泊→メキシコシティ2泊、という日程になりました。
メキシコシティで1泊した後まず向かったのは、グアナフアト (Guanajuato) というメキシコ中部にある町です。メキシコシティからグアナフアトまでは、飛行機で約1時間。私たちは飛行機を使いましたが、メキシコシティ⇔グアナフアト間は、高速バスを使って移動することも可能です。(高速バスだと4時間半)
グアナフアトは、山々に囲まれた谷間のような場所に築かれた町です。空港は、町の中心からは30キロほど離れた平野部にあり、空港から乗ったタクシーは、最初、ずっと平たんなところを走っていたのですが、そろそろグアナフアトかな?と思ったあたりから、いきなり乾燥した山々が連なる景色が現れます。こんなところに町があるの?と思っていると、車はトンネルの中に入っていき。。。
トンネルを抜けると、いきなりコロニアルな街並みが現れるのです。
グアナフアトは、スペイン統治時代の16世紀~18世紀にかけて、銀の採掘により大変栄えた町。18世紀頃までには世界でも屈指の銀の産地となり、当時はメキシコで最も豊かな町だったと言われています。
数多くの教会や劇場など、銀がもたらした富によって築かれた建物が建ち並び。。。
街のあちこちに広場があり。。。
コロニアルな街並みが残るグアナフアトは、ユネスコの世界遺産にも登録されています。
教会や劇場といった壮麗な建造物に加え、グアナフアトの魅力となっているのが、カラフルにペイントされた家々です。
このカラフルな街並みは、映画「リメンバーミー」に出てくる死者の国のモデルとなったとも言われています。
グアナフアトには、迷路のように入り組んだ細い道がたくさんあるのですが、観光客に最も人気なのが、「口づけの小道(Calle jon del Beso)」と名付けられた小道。
その昔、恋に落ちた男女が、道の向かい側に建つ家のバルコニーから身を乗り出してキスをした、という逸話から名付けられたという、人がようやく通れるほどの細い細い通りです。
美しいグアナフアトの街を一望することができるのが、ピピラ (El Pipila) の記念像が建つ丘の上の展望スポットです。
フアレス劇場の裏手からこんなケーブルカーに乗って。。。
丘の上の展望スポットに到着。
グアナフアトの街を囲む山々の斜面にへばりつくようにびっしりとカラフルな家が建っています。
素晴らしい景色でしょ?
そして、もう一つ、グアナフアトで忘れてはならないのが、地下道やトンネルの存在です。
グアナフアトは山に囲まれた場所にあるので、街にアクセスするにはトンネルを通ると書きましたが。。。
グアナフアトのトンネルは、山の中だけではなくて、グアナフアトの街の下にも張り巡らされているんです。
これらの地下道は、かつての坑道や水路を利用したものなんだとか。。。
こちらは、トンネルへと続く、街よりも低い場所を通る道。
もちろん、地上にも道はあるのですが、街の地下にも道路が張り巡らされていて、街のあちこちに、地下道やトンネルへの入口があるんですよ。
なんかね、めっちゃミステリアスな街でしょ?
グアナフアトの魅力、次回も続きます。
コメント