アウシュヴィッツ-ビルケナウ強制収容所

2016年6月3日〜6月7日 ポーランド [6]

クラクフ滞在中には、アウシュヴィッツ-ビルケナウ強制収容所(Das Konzentrationslager Auschwitz-Birkenau)へも、足を運びました。

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第二次世界大戦中、ドイツのナチス政権によって建設されたアウシュヴィッツ-ビルケナウ強制収容所では、多くの人々(主にユダヤ人)が殺害されました。先日のブログにも書きましたが、クラクフに住んでいたユダヤ人たちは、ナチスドイツの侵攻後、クラクフのゲットー内に隔離され、その2年後にはゲットーも解体され、多くの人々がアウシュヴィッツへと移送されました。

アウシュヴィッツ-ビルケナウ強制収容所は、クラクフから60キロほど離れたオシフィエンチム(Oświęcim)という町にあり、現在では、アウシュヴィッツ第一強制収容所アウシュヴィッツ第二強制収容所(ビルケナウ)が、博物館として一般に公開されています。

ある程度は知識を持っているつもりではありましたが、やはり実際に訪れると、想像を遥かに超える重い場所でした。今こうやってブログを書いていても、「何故あんなことが起こってしまったのか」「何故誰も止められなかったのか」と、考え込んでしまいます。

クラクフ滞在を決めた後で、アウシュヴィッツが近いという事を知り、アウシュヴィッツを訪れるかどうか、本当に迷ったのですが、私は行ってよかったと思っています。

詳しい展示の内容については、このブログに書くつもりはありませんが、アウシュヴィッツを訪れたいと思っている方のために、アウシュヴィッツ見学のシステムや交通機関などについて記しておきたいと思います。

アウシュヴィッツの開館時間は朝の8:00です。(閉館時間は季節により変わります。詳しくはウェブサイトを確認のこと。)

入場料は無料ですが、3月~10月の10:00~15:00 の時間帯にアウシュヴィッツを訪れるには、ガイドツアー (有料) に参加する必要があります。ガイドツアーは、最も一般的な3時間半のもので45ズロチ(約1200円)。ガイドツアーはアウシュヴィッツのウェブサイトから予約ができます。  → アウシュヴィッツのウェブサイトはこちら

私がクラクフを訪れたのは、6月でしたので、10:00~15:00 の時間帯に訪れて、有料のガイドツアーに参加するつもりでいました。ところが、アウシュヴィッツのウェブサイトで調べてみると。。。英語のガイドツアーの空きがまったくないのです。

しまった、もっと早く予約しておくべきだった。。。と後悔。

ウェブサイトでは一杯になっていても、直接現地に行けば、空きがある場合もあるようですが、わざわざアウシュヴィッツまで出かけて行って、空きがなくて見学できないのでは、まったくの無駄足になってしまいます。

となると、選択肢は、

① 10:00より前に入場して、ガイド無しで、個人で見て回る。

② クラクフから、旅行会社が主催しているツアーに参加する。

の2つ。

当然ながら、費用的には①のほうが断然安いです。①の場合は、アウシュヴィッツの入場料は無料。かかるのは、クラクフ⇔アウシュヴィッツのバス代のみ(1人往復28ズロチ=約800円)。 一方、②の場合は、英語のツアーで1人145ズロチ(約4000円)。

多少お金はかかっても、せっかくアウシュヴィッツまで行くんだから、ツアーに参加したほうがガイドさんに説明してもらえるからいいかな、とも思ったのですが、超がつくほど朝型人間の私たちは、ツアーで丸一日拘束されるよりも、朝早く行って早めにクラクフに帰って来たいな、と思ったので、結局、ガイドなしで個人で見学することに。。。 朝6時半のバスでアウシュヴィッツに向かい、朝一番の8時に入場しました。

結論から言うと、朝一番に行って個人で回ることにしたのは、私たちにとっては大正解でした。というのも、8時~10時までの間はツアーの人たちがいないので、観光客がとても少ないんです。落ち着いてゆったりと見学することができたし、個人なので、自分のペースで観て回ることもできました。

ちなみに、最初にチケットのチェックやセキュリティチェックがある建物の中を通って、中庭のようなスペースに出たところの左手に、小さな売店があって、そこにアウシュヴィッツのガイドブックが売っています。

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全24ページのガイドブックには、アウシュヴィッツの地図や、どの棟に何の展示があるといった説明も詳しく書かれていますので、ガイド無しで個人で回る場合には、このガイドブックを是非入手してください。

アウシュヴィッツ第一強制収容所とアウシュヴィッツ第二強制収容所(ビルケナウ)の間は3キロ弱離れており、無料シャトルバスが走っています。(徒歩だと30分程です。)

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アウシュヴィッツ第一強制収容所は、各棟に様々な展示がされていて、博物館になっています。

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アウシュヴィッツ第一強制収容所 (Auschwitz I)

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アウシュヴィッツ第一強制収容所 (Auschwitz I)

第二強制収容所(ビルケナウ)のほうは、説明や展示などはほとんどありませんが、その規模にただただ圧倒されます。

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アウシュヴィッツ第二強制収容所 (Auschwitz II – Birkenau)

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アウシュヴィッツ第二強制収容所 (Auschwitz II – Birkenau)

どちらを先に見学しなければならないといった決まりはありませんが、クラクフからのバスやミニバスは第一強制収容所の前に到着しますし、チケット売り場も第一強制収容所にありますので、通常は、第一強制収容所を見学してから、シャトルバス(もしくは徒歩)で第二強制収容所(ビルケナウ)へ移動し、第二強制収容所の見学をする、という順序で回ります。

個人で回る場合は、何時間いても構わないのですが、第一強制収容所と第二強制収容所(ビルケナウ)の移動時間も含めると、最低3時間半はかかります。

クラクフから個人でアウシュヴィッツ-ビルケナウ強制収容所まで行く場合は、バスもしくはミニバスを利用して行くことをお勧めします。鉄道も走ってはいるのですが、鉄道はバスやミニバスより時間がかかることと、オシフィエンチム(Oświęcim)の鉄道駅からアウシュヴィッツ-ビルケナウ強制収容所までは約2キロの距離があるので、バスかミニバスのほうが便利です。(バスとミニバスは、アウシュヴィッツの真ん前に到着します。)

クラクフからは、いくつかの会社がバスやミニバスを運行していますが、私達が利用したのは、Lajkonik Bus という会社のOswiecim / Museum Auschwitz 行きのバス。クラクフからアウシュヴィッツまでは1時間25分、バス料金は片道14ズロチ(約400円)でした。(→ Lajkonik社のバスの時刻表はこちらから調べられます。)

ちなみに、日本語のガイドをつけたい場合には、アウシュヴィッツの公式ガイドとして中谷さんという方が1名いらっしゃるようです。常駐はされていないようなので、アウシュヴィッツのウェブサイトからではなく、個別にメールで予約が必要なようです。(アウシュヴィッツ中谷さんで検索をかけると、メールアドレスなどが出てきます。)

もしくは、クラクフからのツアーには、日本語によるツアーもあるようです。また、前回のブログで紹介したヴィエリチカ岩塩坑とアウシュヴィッツの2箇所を1日で回るツアーもあるので、クラクフの滞在日数が短い場合は、そういったツアーを利用するのも便利だと思います。

→ クラクフからアウシュヴィッツ-ビルケナウ強制収容所を訪れるツアーはこちら

なお、上に書いた情報は、2016年6月時点でのものです。見学のシステムなど、今後も変わる可能性がありますので、最新情報についてはアウシュヴィッツのウェブサイトで確認してくださいね。

→ アウシュヴィッツ-ビルケナウ強制収容所(博物館)のウェブサイト

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