ボローニャからトスカーナ地方のルッカ (Lucca) まで足をのばしてきました。
ルッカはピサの北東にある町です。私の滞在しているボローニャからは、普通列車しか走っていないのと、途中 プラート(Prato) というところで電車を乗り換えなければならないので、2時間半ぐらいかかります。
ボローニャからプラートまでは、アペニン山脈を越えていくので、トンネルに入っている以外は美しい山の景色がずっと続きます。 ボローニャに来てから山の景色を見ていなかったので、なんだか嬉しくなりました。
さて、ルッカの駅に到着すると、駅の目の前にルッカの町を囲む城壁が見えます。 イタリアでは、鉄道駅から旧市街まで離れている町が多いのですが、ルッカは駅のすぐ前なので嬉しい。
町を取り囲む城壁の上の部分が広い歩道になっていて、散歩したり自転車に乗ったりできるようになっています。 城壁の上の歩道には街路樹まで植わっていて、遠くには高い山が連なり、城壁の下の草むらを流れる小川には魚がいたりして、なんだかとっても清清しい気分。
そして、この城壁を下って城壁内に入ると、石畳に細い路地の続く古い町並みが広がります。
ルッカには教会や塔などの建物がたくさんあるのですが、細い道の両側に建物が建っているので、目印となる高い建物があっても近くに行くまで見えません。
地図も持ってはいたんですが、迷路のようで、まったく役に立たず。。。 なので、史跡や見所などを探そうとせずに、もう自由気ままに適当に歩きましたよ。
歩いていて、ふと角を曲がると、こーんな教会に出くわしたり。。。
カテドラルの建つ大きな広場が突然現れたり。。。
地図を見ないで適当に歩くと、思わぬ驚きや発見があって楽しい。
少し歩きつかれたので、良さげなカフェを見つけて、カプチーノを飲みながら Lonely Planet のガイドブックを読んでたら、なんと今カプチーノを飲んでるカフェが載ってて、ここのお店の Buccellato というものが美味しいらしい。
Buccelato というのは、ルッカの名物で、ガイドブックによると “a cross between a biscuit and a bun” (ビスケットとパンの合いの子)のようなものなんだそうな。
ということで、買ってきました、Buccelato
ビスケットとパンの合いの子ってことだったので、もっとサクサクした感じかと思ったら、しっかりとしたパンでした。
中はしっかり目が詰まっていて、皮は硬くてとってもチューイー。
ミルクとアニスの香りがして、中にはドライフルーツが入っていて、ほんのり甘みがあるパン。 私はチューイーなパンが好きなので、結構気に入りました。
それにしても、やっぱりトスカーナの町は観光客に人気がありますね。 この日は土曜日で骨董市も開かれていたりしたせいもあるのかもしれませんが、かなりの人出でした。 それでもなんとなくホッとした気分になるのは、やっぱり周りに緑が多いからなんでしょうね。
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