今日はラパッロから鉄道で東へ1時間程のところにあるチンクエテッレ(Cinqueterre)とその先にあるポルトヴェネーレ(Portovenere)に行ってきました。
チンクエテッレとは、切り立った崖に張り付くように作られた5つの古い集落の総称です。 西から、モンテロッソ・アル・マーレ(Monterosso al Mare)、ヴェルナッツア(Vernazza)、コルニーリア(Corniglia)、マナローラ(Manarola)、リオマッジョーレ(Riomaggiore) の5つの集落が約9キロの間に存在し、この間は高い崖の上を歩くハイキングコースとなっており、またボートでコルニーリア以外の各集落を訪れることも可能です。
このハイキングコースは場所によってはかなり足場が悪いところもあると話を聞いたので、一番整備されていて歩きやすいというマナローラとリオマッジョーレを歩いて、リオマッジョーレからその先にあるポルトヴェネーレという町までボートで行って観光後、ポルトヴェネーレからまたボートでモンテロッソ・アル・マーレまで戻ってくるというルートを取ることにしました。
マナローラとリオマッジョーレの間の遊歩道は Via dell’Amore (愛の小道) というちょっと口にするのが恥ずかしくなるような名前がついています。
高い崖に整備された平坦な道が続いているので誰でも簡単に歩けます。たった1キロなのでちょっと物足りなかったです。
マナローラとリオマッジョーレは、かつて漁村だったところです。 とても小さな集落で特に見所はありませんでした。 細い路地が入り組んでいるので、集落の中に入ってしまうと海もほとんど見えません。
リオマッジョーレからポルトヴェネーレまではボートで30分です。切り立った崖に段々畑状に葡萄の木が植えられているのが見えます。あんな急勾配の斜面でいったいどうやって剪定したり収穫したりするのでしょうか。
ポルトヴェネーレに近づくと次第に岩のごつごつした崖となっていきます。
ポルトヴェネーレはイタリア語で女神の港という意味の静かで美しいリゾートです。 10年程前に雑誌でポルトヴェネーレの特集があったのを読んで以来行ってみたいと思っていた場所です。
ポルトヴェネーレは本当に美しいところでした。
ポルトヴェネーレでゆっくりと過ごした後は、ボートでモンテロッソ・アル・マーレまで戻りました。約1時間でチンクエテッレの集落を経由していきます。
モンテロッソ・アル・マーレは、チンクエテッレの中では一番大きい集落で、きれいなビーチも広がっています。
チンクエテッレを訪れてみて、正直、集落自体はとても小さくてあまり見所がないかな、と思いました。 ただ、海から見る景色はすばらしいので、ボートで回ることをお勧めします。そして、ぜひポルトヴェネーレまで足を伸ばすことをお勧めします。
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