ドーバー海峡&カンタベリー

イギリス

2016年5月25日〜6月3日 イギリス [6]

ロンドン滞在中、ケント州のドーバーカンタベリーへ日帰り旅に出かけました。

ドーバー行きの特急列車が出ているのは、ロンドンのセントパンクラス駅。

ロンドン セントパンクラス駅 (St. Pancras)

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面白いのは、セントパンクラス駅のすぐ隣にはキングスクロスという駅もあるんですね。

ロンドン キングスクロス駅 (Kings Cross)

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趣きは違いますが、セントパンクラス駅もキングスクロス駅も、19世紀に建てられた歴史的な建造物。

現在では、セントパンクラス駅はヨーロッパ大陸へ向かう特急列車(ユーロスター)の発着駅、キングスクロス駅はヨークシャー地方やスコットランド方面へ向かう特急列車(バージンイーストコースト)の発着駅となっています。

ちなみに、セントパンクラス駅の美しい駅舎はホテルにもなっているんですよ。

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ヨーロッパ大陸方面やヨークシャー地方・スコットランド地方へ鉄道を使って旅する予定なら、このホテルに泊まると便利でしょうね。

→ St Pancras Renaissance London Hotel

さて、ドーバー (Dover) へは、このセントパンクラス駅から出ている特急列車で約1時間。ドーバープライオリー (Dover Priory) という終点の駅で下りると、そこがドーバーの町です。(注:私たちが訪れた時は、運悪く、高波の被害の修復工事で、ドーバープライオリーの手前からバスで代行運転していたので、30分ほど余分に時間がかかってしまいました。工事は2016年の12月まで続くようです。)

ドーバーの町は、ひっそりとした港町。

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町の南の丘にはドーバー城が立っています。

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が、私たちのお目当ては、ドーバー城ではなく、ドーバーの白い崖 (White Cliffs of Dover)

町から港のほうへ歩いて行くと、港町のすぐ後ろに真っ白な崖が見えて来ます。

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この白い崖はチョーク(白亜)で出来ているんだそうです。

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ここからウォーキングトラックを歩いて、崖の上まで登ると、ドーバーの白い崖のビジターセンターに到着。ビジターセンターから更に先へ、ウォーキングトラックが続いていて、崖の上を歩けるようになってるんですよ!

ドーバー海峡を見渡しながら崖の上をウォーキング☆

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遠くには、ドーバー城も見えます。

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美しい海岸線

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この壮大な景色の中を1時間ほど散策。

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この海峡の向こうはフランス。

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面白い事に、この崖の上を散策していた時に、携帯電話に “Welcome to France” というメッセージが表示されたんですよ。

ちなみに、ドーバープライオリーの駅から、白い崖の上までは、徒歩だとかなり距離があります。

私たちは徒歩で往復したのですが、どうせなら、崖の上での散策に時間と体力使ったほうがいいと思いますので、行きは駅からタクシーに乗って崖の上へ直行して、帰りは町まで歩いて戻ってくると良いと思います。白い崖のビジターセンターから町までは片道3.5キロほどありますが、帰りは、下り道なので、楽に歩けますよ。

→ White Cliffs of Dover のウェブサイトはこちら

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ドーバーを訪れた後は、カンタベリー (Canterbury) へ移動。ドーバー⇔カンタベリー間は、電車もしくはバスを使って移動することができます。(本数が少ないので、事前にタイムテーブルをチェックしておいたほうが良いです。)

カンタベリーの旧市街は、城壁に囲まれた街。かつて7つあった城門のうち、現在残っているのは、こちらのウェストゲート (Westgate) だけ。14世紀後半に建てられたものだそうです。

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ひっそりとしたドーバーの町とは打って変わって、カンタベリーの町は、観光客でいっぱい!

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カンタベリーの一番の見所は、カンタベリー大聖堂 (Canterbury Cathedral)

カンタベリー大聖堂は、英国国教会の大本山で、中世から多くの人々が巡礼に訪れた場所です。

大聖堂の敷地内へ入る美しい門。

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門をくぐると、壮大な大聖堂が現れます。

Canterbury Cathedral

Photo Credit: Antony McCallum, full copyright owner and proprietor of WyrdLight.com [CC BY-SA 4.0 (https://creativecommons.org/licenses/by-sa/4.0)]

もともと5世紀に創立されたんだそうですが、現在のこの建物は、11世紀に建てられ、その後増築や改築を経て、最終的に15世紀に完成したもの。

カソリック教会のような豪華絢爛な飾りはありませんが、壮大ですっきりとした美しさがある教会です。

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聖堂以外にも趣きある建物があったり、庭園があったりと、敷地内の散策も楽しいです。

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カンタベリー大聖堂の見学を終えたら、カンタベリーの街をぶらぶら。

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まるで小説の中から飛び出て来たような、中世の雰囲気たっぷりの街並です!

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散策がとても楽しい街なのですが、観光客が非常に多いのが玉に瑕かな。

あと、注意したいのは、大聖堂の内部を見学できるのは、平日&土曜日は 9:00-17:30 (冬は17:00)なんですが、日曜日は12:30-14:30 の間だけです。私たちは日曜日に訪れたのですが、ぎりぎりセーフでした。ドーバーと組み合わせて訪れるなら、日曜日は避けた方がいいかもしれません。

→ カンタベリー大聖堂のウェブサイトはこちら

カンタベリーからロンドンセントパンクラスまでは、特急列車で約1時間。ちなみに、カンタベリーには、カンタベリーイーストとカンタベリーウェストという2つの鉄道駅があり、ドーバープライオリー⇔カンタベリーはカンタベリーイースト駅、カンタベリー⇔ロンドンセントパンクラスはカンタベリーウェスト駅からの発着になります。

→ Southeastern Railway のウェブサイトはこちら

→ Stagecoach Bus (Dover-Canterbury) のウェブサイトはこちら

ドーバーとカンタベリーの2箇所をロンドンから日帰りで訪れる場合は、時間配分をしっかり考えて行動することが大切。ドーバー駅から白い崖までもかなり距離がありますし、ドーバー⇔カンタベリー間の移動も、電車やバスの本数が少ないので、意外と時間がかかります。私たちの場合、最初に訪れたドーバーで時間をとり過ぎちゃって、カンタベリーで過ごす時間がかなり少なくなってしまいました。

ロンドンからツアーを利用のも、一手かもしれません。

→  ロンドンからドーバー/カンタベリーを訪れるツアー

もしくは、カンタベリーは見所も多いので、ここで1泊しても楽しいだろうな~、と思います。

→ カンタベリーの宿を探す

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