2025年11月~12月
今回、サウジアラビアへは、カタールのドーハ経由で訪れました。
ドーハ(Doha)は、かつて、「世界一退屈な町」と言われていた町。
実は、10年ほど前にヨルダンを訪れた際に、アンマンへの便がドーハ乗り継ぎだったので、ストップオーバーしてドーハも観光しようかな?と考えたことがあるんです。でも、調べてみるとドーハの町があまりにも面白くなさそうなので、その時は結局ドーハでストップオーバーするのは止めたんですよね。
でも、その後、ドーハでは、サッカーのワールドカップやF1グランプリも開催されるようになり、テレビの映像などで見るドーハの町は、私が10年前に調べた町とはまったく異なる町に変化した様子。
ということで、今回は、サウジアラビアに行くついでに、ドーハでストップオーバーして、観光をしてみることにしました。
かつて世界一退屈な町と言われていたドーハだし、実はそれほど期待していなかったのですが、実際訪れてみると、これが、なかなか楽しかったんですよ。特に私が気に入ったのが、「イスラム美術館」「カタール国立博物館」「スーク・ワキーフ」の3か所。一方、「ザ・パール」と「カタラ文化村」は、個人的にはいまいちでした。
ドーハはホテルや交通機関といった観光用のインフラも整ってるし、出入国もラクチン。乗り継ぎのついでに1~2泊してさくっと楽しむには、良い町だと思います。
イスラム美術館
イスラム美術館(Museum of Islamic Art)は、私がドーハで最も楽しみにしていた場所。


この美術館には、7世紀から20世紀のイスラム芸術が集められています。



中東はもちろんのこと、アフリカやアジア、そしてイスラム統治時代のスペインなど、世界中から収集したものすごい数の芸術品が展示されていて、とても見ごたえがありました。



イスラム美術館はドーハ湾に突き出した場所に建てられているので、美術館からは素晴らしい景色も楽しめます。


イスラム美術館からウェスト・ベイ地区までの海沿いには、コーニッシュと呼ばれる海沿いの遊歩道が約7キロにわたり続いています。
カタール国立博物館
2019年にオープンしたカタール国立博物館(National Museum of Qatar)は、フランスの建築家ジャン・ヌーヴェルによって設計されました。砂漠のバラ(カタールの砂漠でできるバラの花のような形をした結晶)をモチーフにした、とても美しい建物です。

展示内容はカタールの自然・民族・文化・産業といった様々な分野が網羅されており、先史時代から現代にいたるまでのカタールの変遷を学ぶことができるようになっているのですが、音や映像が駆使されていて、迫力満点!


今どきの博物館って、こんなに楽しく見学できるようになってるんだなあ~と感心しました。
博物館を見学した後は、博物館の中にあるレストラン Jiwan でランチ。お料理は、モダンな中東料理です。


レストランのテラス席では、素晴らしい景色を眺めながら食事をすることができます。

スーク・ワキーフ
昔ながらのドーハの様子を味わうことができるのが、スーク・ワキーフ(Souq Waqif)という市場です。

飲食店や土産物屋が並ぶ観光客に人気のエリアもあれば

日用品やスパイス・ハーブなど、昔ながらの商店が並ぶエリアもあり


伝統的な中東の市場の雰囲気を味わうことができます。
中でも特に興味深かったのが、鷹の売買をする店が集まる「ファルコン・マーケット」と呼ばれるエリア。


昔から鷹狩りが行われてきたカタールでは、今でも、鷹を所有することは、富裕層のステータスシンボルとなっているんだそうです。
スーク・ワキーフは、活気がある夕方以降に訪れるのがおすすめです。
ザ・パール
ザ・パール(The Pearl)は、ドーハ沖に人工的に作られた街。真珠をイメージした円形の島が橋や道路で繋がっています。
イタリアのヴェネチアを模したエリアがあったり、マリーナの周りに高層ビルが並んでいたりと、町全体がとてもカラフルで明るい雰囲気。


どこもかしこも綺麗だし、おしゃれなレストランやカフェも点在してるのですが、アメリカでよく見かける小洒落たショッピング街みたいな感じで、あまり個性がなく、私にとっては、ちょっと物足りなかったかな。
カタラ文化村
カタラ文化村(Katara Cultural Village)は、ドーハの海沿いに作られた文化複合施設です。モダンなオブジェがあったり、中東の伝統的な建物のレプリカがあったり、ローマ劇場を模したアンフィシアターがあったりと、テーマパークみたいな感じの場所。


ただし、文化複合施設といっても、残念ながら、博物館のような見ごたえのある常設の展示はありませんし、テーマパークのような活気もありません。どうやら、フィルム・フェスティバルなどのイベント会場として使われているようなので、そういったイベントの一環として訪れるなら良いのですが、それ以外の時に訪れても、「箱ばかりで中身がない」といった趣で、私にとっては退屈な場所でした。
本物の文化や芸術に触れたいなら、先に紹介した「イスラム美術館」や「カタール国立博物館」を訪れることをおすすめします。
ドーハで泊まったホテル
ドーハには往路と復路で2泊づつしたので、行きと帰りで違うホテルを選んでみました。
まず、往路で泊まったのが、超高層ビルが立ち並ぶウェスト・ベイ(West Bay)にあるマリオットホテル(Marriott Marquis City Center Doha Hotel)。

客室は、窓が大きくて明るく、モダンな内装。

そして、高層ビルなので、眺望がすばらしい。

プールエリアも広くて、とても素敵です。

Marriott Marquis City Center Doha Hotel は、大きなショッピングセンターとメトロのDECC駅に直結しているので、とても便利。
私は使いませんでしたが、近くのビーチまで、ホテルのシャトルバスも運行していました。
そして、復路に泊まったのが、スーク・ワキーフがある旧市街に比較的近い場所にあるウェスティンホテル(The Westin Doha Hotel & Spa)。

客室はウェスティンホテルらしい重厚感がある内装です。

高級感はあるんだけど、私は、明るくてモダンな部屋が好きなので、客室はマリオットのほうが好みでした。また、ウェスティンホテルは低層の建物で、海からも離れているので、眺望はのぞめないので、その点でもマリオットのほうが良かったかな。ただ、フロントデスクやラウンジのスタッフは、ウェスティンのほうがフレンドリーで感じが良かったです。
The Westin Doha Hotel は、メトロのBin Mahmoud駅から徒歩10分弱。暑くて日差しが強い中あまり歩く気になれなかったので、ウェスティンホテル滞在中は、結局メトロは使わずにUBERを使いました。
→ Marriott Marquis City Center Doha Hotel
ドーハの一般情報
- ドーハには3路線のメトロ(地下鉄)が走っています。基本的に、土曜日~木曜日は早朝5時から深夜1時まで運行、金曜日は朝9時から深夜1時までの運行となります。
→ メトロのタイムテーブルや路線図などの情報はこちら - メトロの運賃は、1回券が2 QR、1日券が6 QR。1回券を使うには、トラベルカード購入して、そのカードにトップアップ(チャージ)して使います。トラベルカード自体の金額が10 QR、トップアップのミニマムが10 QRなので、最低でも20 QR かかります。一方、1日券の場合は、トラベルカードを購入する必要はありませんので、3日間以下なら、1日券を買ったほうが安上がりになります。
- ドーハのタクシー(国営Karwa Taxi)は、メーター制でぼられることもなく、安心して利用できます。クレジットカードも利用可。タクシー料金は比較的安くて、使いやすいです。空港の到着ロビーを出ると、タクシー乗り場に水色のKarwa Taxiが待機しているので便利です。
- 配車アプリ(UBERやCareem)も普及しているので、観光の足として大変便利です。
- カタールでは、金曜日が休日で、金・土が週末となります。金曜日の午前中はイスラム教の礼拝がおこなわれるため、ほとんどの店や観光スポットは営業していませんので、注意が必要です。ただし、UBERやタクシーは、金曜日の午前中でも問題なく手配することができました。
- カタールはイスラム教の国なので、豚肉とアルコールは禁止です。ただし、許可されたホテルのレストランやバー、空港のラウンジでは飲酒が可能です。

コメント