バリ島 ウブド散策

インドネシア

2024年7月 インドネシア バリ島

バリ島はビーチリゾートとしても人気がありますが、バリ島の文化を楽しみたいなら、内陸部のウブド(Ubud)の訪問は欠かせません。

イスラム教徒が大部分を占めるインドネシアの中にありながら、バリ島では島民の約87%がヒンドゥー教を信仰しています。バリ島で信仰されているヒンドゥー教は、インドから伝わったヒンドゥー教にバリ島古来の土着の信仰とインド仏教が融合したバリ島独自のもので、「バリ・ヒンドゥー」と呼ばれます。このバリ・ヒンドゥーの信仰は、神秘的でエキゾチックな文化をバリ島にもたらしました。

今回、ウブドでは、村の中心から少し離れたリゾートホテル(→こちら)に泊まったので、ホテルのシャトルバスを利用して、ウブドの村を訪れました。

ウブド観光で、まず訪れたいのが、プリサレン(Puri Saren)と呼ばれるウブド王宮です。

今でも王族の子孫がここで暮らしているのですが、一部が一般公開されています。

観光客が入ることができるエリアはそれほど広くはないのですが、伝統的なバリ建築や庭園がとても美しいです。

ウブド王宮では、夜になると、バリの伝統舞踊の公演も行われます。

ウブド王宮の向かいには、ウブド市場があります。

2023年に建てられた近代的な建物の中には土産物屋が並んでいます。

そして、市場の建物の周辺にも、小さな土産物屋がずら~り。

ウブドの街は、車の交通量がとても多くて、あまりゆったりとした気分で散策楽しむことができないのが玉に瑕。

でも、少し脇道に入ると、一気に車の交通量も減り、のんびりと散策が楽しめます。私が特に気に入ったのが、デヴィシタ通りから南に向かって伸びるゴータマスラタン通り(Jl. Goutama Selatan)。

この通りは、昔ながらの風情を残しながらも、雰囲気の良いカフェや飲食店が並んでいて、とてもいい感じでした。

そして、もう一か所気に入ったのが、ハノマン通り(Jl. Hanoman)。

この通りは、車の交通量は多いのですが、おしゃれな洋服やアクセサリーを売るブティックがたくさん並んでいました。

ウブドを散策していて、もっとも感動したのが、バリ建築と彫刻の美しさです。

普通の家と思われる建物でも、こんなに立派な門構え。

一般家庭の敷地内にも、茅葺屋根の塔がいくつも建っていたりして、思わず中に入りたくなっちゃぐらい美しいんです。

今回、27年ぶりにウブドを訪れて驚いたのが、ウブドの町の発展ぶりです。

昔は、本当に小さな田舎の村といったイメージだったのですが、今やウブドの中心部は、観光客向けのブティックや飲食店がずらりと並ぶ賑やかな町となっています。

ただし、ウブドの町の中心部を少し離れると、ライスフィールド(田んぼ)、ジャングル、渓谷といったウブドらしい自然の景観が今でもしっかりと残っています。

ウブドに泊まる際には、ウブドの町の散策やショッピングをメインにしたいのか、それとも、ウブドの自然の中でのんびりと過ごしたいのか、ということを考えて、ホテルのロケーションを選ぶと良いと思います。

今回私たちが泊まったリゾート(→こちら)は、渓谷とジャングルに面していたのですが、27年前に泊まった時は、ライスフィールドが広がるエリア(ウブドの町の北側)にあるリゾートに泊まりました。

ウブドは、ライスフィールドの景色が有名なので、初めてウブドを訪れる方は、ライスフィールドに囲まれたリゾートに泊まるのも良いと思います。

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