日本の美! 皇居一般参観

日本

先日、日本滞在中に、皇居の一般参観に参加してみました。

皇居の一般参観は、平日の午前と午後の2回行われていて、予約制で料金は無料。1回200~300名の人たちが、宮内庁の係員の先導で、皇居内を徒歩で回るというものです。

→ 皇居一般参観コースのマップはこちら

インターネットで前もって予約をしてあった一般参観の当日。東京駅の丸の内側から皇居に向かって歩いて行くと、皇居のお堀が見えてきます。

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ご存知の通り、皇居は、徳川幕府の江戸城があった場所。お城は火災で焼失してしまって残っていませんが、古い石垣ややぐら、お堀の周りには美しく剪定された松の木が並んでいて、きりっとした「日本の美」を感じることができる場所です。

皇居一般参観の集合場所は、皇居の桔梗門

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一般参観参加者は、この桔梗門前に集合し、時間になると宮内庁の係員による名前のチェックがあった後、桔梗門から皇居の中へと入場します。そして、皇居内の清掃などをボランティアで行う勤労奉仕団の休憩所となっている窓明館という建物に入り、皇居の説明ビデオを観ます。この窓明館には売店もあって、菊の御紋の入ったお土産がいろいろ売っています。

ビデオを観た後は、いよいよ宮内庁の係員に先導されての徒歩ツアー。係員の説明は日本語ですが、外国人用にオーディオガイド(たぶん英語だけだったと思う)の無料貸出もあります。この日は外国人はうちの旦那を含めて5~6人だったかな。

富士見櫓

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江戸城の天守閣は1657年の大火で消失した後再建されず、この富士見櫓が天守閣の代わりとして使われたんだそう。

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高層ビルをバックに富士見櫓。 美しいですね。

宮内庁庁舎

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この宮内庁庁舎の右手には、皇居北側の乾門へと抜ける乾通りという道があって、春は桜が、秋は紅葉が大変美しいんだそうです。昨年(2014年)は、天皇陛下の傘寿を記念して,春と秋に皇居乾通りが一般公開されたのですが、宮内庁の係員の方によると、乾通り一般公開に訪れた人の列が東京駅まで続いたとか。。。

宮殿

こちらは、北車寄せと松の塔。北車寄せの右手は、国賓を招いて宮中晩餐会などが行われる豊明殿。

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そしてこちらは、宮殿東庭と長和殿。

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新年の一般参賀の時に、天皇皇后両陛下と皇族の方々がお出ましになるベランダがここ長和殿。テレビで見るとかなり高い位置に見えますが、意外と低いんですね。

この一般参観では、宮殿の中には入れないのですが、昨年と今年は、天皇陛下の傘寿記念ということで、春と秋に宮殿内の特別参観なるものも行われていたんですね。こちらは、春と秋に3回ずつ各50名。はがきによる抽選ということで、かなり倍率が高そうですが、当選した方はラッキーですね!

伏見櫓

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正門鉄橋から見下ろす正門石橋

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徒歩ツアーは、ここでユーターンして、豊明殿の前を通り、山下通りと呼ばれる自然が豊かな道を経由して、もと来た道を戻ります。

皇居一般参観の所要時間は、最初のビデオも含め、約1時間15分。残念ながら宮殿内部には入れないので、結構あっという間に終わっちゃいますが、富士見櫓や伏見櫓といった江戸城の遺構も間近に見ることができて、なかなか楽しかったです。

特に、皇居内の山下通りは、桜の木やもみじの木がいっぱい並んでいたので、桜の花の時期や紅葉の時期はきっと素晴らしいに違いありません。

皇居一般参観は、参観日の前月1日午前5時からインターネットでの申し込みが始まります(先着順)。

→ 皇居一般参観の申し込みはこちら

今日は10月1日。ということは、11月の一般参観の申し込みは今日始まったんですね。申し込みサイトをチェックしてみると、既に満員の日もあるけど、まだ空きはあるみたい。11月の紅葉時期に訪れたい方は今ならまだ間に合いますよ!!

ちなみに、皇居東側にある「皇居東御苑」のほうは、開園日なら予約なしで誰でも入れます。

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皇居東御苑にも、天守閣の土台(石垣)や番所などが残っていて、日本ならではの美しさを感じられる場所です。

この日は、皇居の一般参観の後は、丸の内をぶらぶら。

東京駅の丸の内側は、ここ数年でとってもモダンでお洒落なエリアに様変わりしたので、皇居+丸の内っていう楽しみ方は、なかなか良いですね!

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