サルデーニャ島の海辺でゆったりと寛いだ後は、再びイタリア本土のローマに戻り、一気にイタリア北部のパドヴァ (Padova) まで向かいます。
ローマからパドヴァまでは、約500キロ。飛行機で飛んでしまいたいぐらいの距離がありますが、パドヴァへはローマ⇔ヴェネツィアを結ぶ高速鉄道が通っているので、鉄道の利用が便利です。(ローマフィウミチーノ空港からの直通列車で4時間、ローマテルミニ駅から直通列車で3時間15分)
さて、パドヴァという町は、ローマ時代から大変栄えていた都市なのですが、ヴェネツィアという世界的に有名な観光地のすぐ近くにあるということもあってか、観光的にはあまり有名な都市ではありません。
実は、私たちも、パドヴァには、20年ほど前に訪れたことがあるのですが、その時はヴェネツィアを観光するための拠点として宿泊しただけだったので、パドヴァ自体はまったく観光をする暇がなかったんです。。。 20年前のパドヴァの記憶といえば、車で旧市街のど真ん中にあるホテルに辿り着くのに苦労したこと、大晦日だったのでレストランが全て閉まっていて食事をする場所を探すのに苦労したこと、そして、雪が降って車の運転に問題ないか心配だったことぐらい。これで「パドヴァに行ったことがある」なんて言ったら、パドヴァの人に張り倒されちゃいますよね。
そんなこともあって、今回は「ちゃんとパドヴァを観光する」ということが目的でパドヴァまでやって来ました。
パドヴァの町を散策してみると。。。
いわゆる「観光名所」といわれるような所は少ないのですが、街並みがとても美しい!
ポルティコ(柱廊)のある通りが多くて、私の大好きなボローニャに少し似てるし!
そう言えば、由緒ある大学がある町という点もボローニャと似ています。(ボローニャ大学はヨーロッパ最古の大学。パドヴァ大学はボローニャ大学に次ぎイタリアで2番目に古い大学。) 大学があるから、若者も多く、町に活気があります。
町の雰囲気的には、ボローニャよりもエレガントな感じ。
優雅で落ち着いた雰囲気がありながら、活気もあって、「こんな町に住んでみたい」と思わせる、なんとも居心地の良い町です。
パドヴァからは、ヴェネツィア、ヴェローナ、フェッラーラといった町も近いので、この町にゆっくり滞在して、周辺の町を観て回るのも良いかも。。。
今回、パドヴァでは、鉄道駅前の Hotel Grand’Italia というホテルに泊まりました。たった2泊だけなので、移動の便利さを考えて、鉄道駅前のホテルを選んだのですが、パドヴァの町があまりに魅力的だっただけに、駅前よりも、旧市街のど真ん中に泊まったほうが楽しかったかな?とも思いました。ホテル自体は、決して悪いホテルではありませんし、旧市街までも徒歩圏内です。鉄道での移動の便利さを重視するなら、おすすめのホテルです。
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