コルフ島から日帰りでアルバニアへ!

アルバニアギリシャ

旅行時期:2018年5月〜6月 ヨーロッパ旅行


ギリシャとアルバニアの国境沖に浮かぶコルフ島からは、日帰りでアルバニアを訪れることができます。コルフタウンから、アルバニアのサランダへは、高速の水中翼船でわずか30分。個人で訪れることもできますが、私たちは、ツアーを利用して訪れました。

基本的なツアーに含まれるのは、コルフタウンとサランダの往復のみ。オプションで、サランダ郊外のブトリント遺跡とブルーアイという泉を訪れるバスツアーをつけることができます。

フェリーが到着するサランダ(Sarandë)という町は、近代的なリゾートタウン。

町自体にはさほど見所はありませんので、コルフ島からサランダを訪れるなら、ブトリント遺跡とブルーアイを訪れるオプショナルのバス・ツアーを絶対つけるべきです。

 

サランダ周辺の一番の見所は、ブトリント(Butrint)という古代都市の遺跡です。

ブトリントは、紀元前6世紀頃に、コルフ島から渡ってきたギリシャ人により築かれ、紀元前4世紀頃までには通商ルートの重要な地点として繁栄。紀元前1世紀にはローマの植民地となり、その後、ビザンティン帝国(東ローマ帝国)、ヴェネツィア共和国の時代を経て、中世の終わりに町が放棄されました。

ブトリント遺跡には、紀元前3世紀に築かれたギリシャ劇場、古代ローマ時代のローマ風呂跡、6世紀の教会跡、紀元前4世紀に築かれた巨大な石垣などが見事に残されており、ユネスコの世界遺産にも登録されています。

ブトリント遺跡は、周りを湖と水路で囲まれています。

そのため、景色も素晴らしく、美しい自然の中で遺跡を散策することができて、とても楽しかったです。

 

ブトリント遺跡を訪れた後は、ブルー・アイ(Blue Eye)と呼ばれる泉を訪れました。

地底から水が沸き出ている場所は、「ブルー・アイ」という名の通り、神秘的な青い色をしています。

泉から湧き出た水は、驚くほど透きとおっていて、美しい渓流と湖を形成しています。

そして、辺り一面には、なんとインクのような深い青色をしたトンボが無数に飛び交っているんですよ!

 

アルバニアは、第二次世界大戦後、共産主義国となり、1992年まで鎖国状態だった国。1992年に民主化した後も、国民の大半がねずみ講の被害にあい、反政府の暴動がおきるなど、20年前までは問題が満載だった国なので、まさか、こんなに簡単に行けるとは思っていませんでした。

コルフ島から乗った水中翼船はけっこうボロボロで、乗った瞬間に「げげっ」と思いましたが、サランダの町は、モダンな建物も多く、明るいリゾート地のイメージでしたし、ツアーで利用した飲食店なども、いたって普通でした。バスツアーのガイドさんも、流ちょうな英語で熱心に説明をしてくれて、とてもよかったです。

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