ニュージーランド北部の旅 Bay of Islands

ニュージーランド

2013年のクリスマスは、ニュージーランドで過ごしました。

今回訪れたのは、ニュージーランド北部にある Bay of Islands と Doubtless Bay というエリア。

日本人の私にとって「北」という言葉には、寒いとか日当たりが悪いとかいうイメージが染み付いてしまっているらしく、「北部」という言葉を聞くと、ついつい荒涼とした寒々しい景色を想像してしまうのですが、ここは南半球。。。  北へ行くほど暖かくなります。

ニュージーランドというと、雪を頂いた高い山々とか、フィヨルドとか、氷河とか、そんな景色を想像しがちですが、私たちが訪れたニュージーランド北部にはそんな景色はありません。 気候的には、亜熱帯なので、トロピカルとまではいきませんが、温暖な海辺のリゾート地といった趣のところです。

さて、メルボルンからニュージーランドのオークランドまで3時間40分のフライトの後、最初に向かったのは、ベイ・オブ・アイランズのパイヒア (Paihia) という町。 オークランドからパイヒアまでは、車で約3時間です。

ベイ・オブ・アイランズ (Bay of Islands)は、その名の通り、大きな湾の中に小さな島がたくさん浮かんでいる風光明媚なところ。

Paihia から Bay of Islands を望む

パイヒアは、ベイ・オブ・アイランズの観光の中心地となる町で、とても小さな町ではありますが、宿泊施設やカフェやレストランなどが海沿いにたくさん並んでいます。 ベイ・オブ・アイランズを巡るクルーズやヘリコプターなどのツアーもパイヒアから出ています。

パイヒアでは、Cook’s Lookout Motel というモーテルに泊まりました。お部屋は、ま、普通のモーテルって感じなんですが、キッチンがあるので便利。でもって、パイヒアの高台に位置しているので、お部屋からは海が一望できて、最高の眺めでした。

→ Cook’s Lookout Motel

 

Paihia の桟橋

パイヒアの桟橋からは、フェリーで、対岸のラッセルという町に渡ることができます。

ラッセル (Russell) は、19世紀初頭に、捕鯨や貿易の港町として栄えたところ。

その当時は、”Hell Hole of the Pacific (太平洋の地獄の穴)”と呼ばれるほど, 治安の悪い無法地帯のような場所だったそうですが、今ではその「無法地帯」の面影はなく、とても静かで落ち着いた町です。

町のあちこちに、19世紀前半に建てられた古い建物がたくさん残っていて、とても趣があります。

どの建物もきちんと手入れがされていて、ラッセルに住んでいる人たちが、いかにラッセルの街並みを誇りに思い大切にしているかということが良くわかります。

ラッセルの町外れには、ベイ・オブ・アイランズを見渡せる小高い丘があったり、町の反対側にあるオネロア湾など、景色の良いスポットもたくさんあります。

Oneroa Bay

パイヒアからラッセルまでのフェリーには車は載せられないので、私たちは徒歩で回りましたが、ラッセル周辺を車で回りたい場合には、パイヒアの南にあるOpua という町から、車用のフェリーが出ているようです。
このラッセルという町は、実は、ニュージーランドが英国領となった時に、最初にニュージーランドの首都となったところなんだそうです。

そして、この時(1840年)、英国の君主と先住民マオリとの間で条約が交わされたのが、パイヒアの町から橋を渡ったところにあるワイタンギ (Waitangi) という場所。

Waitangi から Bay of Islands を望む

ベイ・オブ・アイランズって、単なるリゾート地かと思っていたら、こんなに古い歴史がある場所だったんですね。

ワイタンギの近くには、ハルル・フォールズ(Haruru Falls)という滝もあったりして、とても風光明媚な場所でした。


パイヒア滞在中には、パイヒアから25キロほど離れたケリケリ (Kerikeri) という町にも足を伸ばしたのですが、ここもまたステキなところでした。 ケリケリについては、また次回のブログで。。。

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