山間の宮殿ホテルに泊まる!サモード・パレス

インド

デリー、アーグラ、ジャイプール、と、北インドの代表的な3都市の観光を終えたわけですが、ジャイプールからデリーに戻る前に、どうしても、もう一箇所泊まりたい場所があったのです☆

ジャイプールの町から40キロほど北に行ったところにある、サモード・パレス (Samode Palace) という宮殿ホテルです。

もともと16世紀に建てられたラージプートの砦があった場所に、この地の “nobleman” (貴族ですかね?) が19世紀初期にこの宮殿を建設したんだそうです。

最初の建物を入ると、すぐに中庭があって、そして階段を上がって、次の建物に入ると、また中庭があって。。。と、いくつもの中庭と建物が続いた構造になっています。

 

こちらは私たちの泊まった部屋。

ステキでしょ~。

小さなバルコニーもついていて、そこからの景色も美しい。

 

とっても素敵なプールもあって、小鳥のさえずりを聞きながらプールでのんびりしてると、これまでのインドの町の喧騒が嘘のよう。

 

ランチには、ホテル内のカジュアルなレストランのテラスで、軽くサモサとタンドーリチキンをつまみました。 なんてことないランチですが、緑に囲まれた宮殿のテラスでいただくランチは格別です☆

夜はホテル内のメインのレストランで食事をしましたが、モダンなお料理で、とても美味しかったです。

 

ホテル内をうろうろしていたら、ホテルの従業員の人が、おいでおいでと合図をするので、ついていってみると。。。

ゴージャスな宮殿内を案内してくれました。

もちろん、案内してくれた従業員のおじさんはチップ目当て。 適当かなと思うチップをあげたときに、おじさんちょっと不満げな顔だったのですが、インドではとりあえず不満げな顔をしてみるというのがお決まりのようなので、まあ気にしない気にしない。

 

さて、このサモードパレスは、サモードという山間の村にあります。

宮殿ホテルの中でのんびりリラックスも良いのですが、村も散策してみよう!ということで、ホテルにお願いして、サモードの村で生まれ育った青年に村を案内をしてもらいました。

石畳の道に古い建物も残っていて、なかなか風情があります。

 

八百屋さん

 

金物屋さん

 

鍛冶屋さん

 

インドの他の町同様、ここサモードでも、やっぱり牛や山羊などの動物が勝手に道をうろついているのですが、サモードで一番よく見かける動物が、コイツ。

これってイノシシ? それとも野豚(ワイルドピッグ)っていうヤツ?

赤ちゃん野豚もあちこちにいて「可愛い~!」なんて言って、野豚を見るたびに立ち止まって写真を撮っていると、ガイドさんは、そんな私を待たずに、スタスタと先へ歩いていってしまうんですよ。

夫から後で聞いた話なんですが、私が近寄って写真を撮ってるのを見たガイドさんは
「豚は不浄な動物だから最下層のカースト以外の人は食べないし、近寄ることもしない。間違って豚に接触しようものなら、家に入る前に来ていた洋服を脱ぐ。」
って夫に説明してたらしい。。。

なるほど、野豚を見て嬉しそうに写真撮ってると、なんか「見て見ぬふり」みたいな雰囲気を感じたのはそういうわけだったのかも。。。

さて、ひと通り村を案内してもらって、サモードパレスへの敷地内へ入る大きなゲートをくぐったところで、なんともミステリアスに絶妙のタイミングでバイクに乗って現れたのが、ガイドをしてくれた青年のお兄さん。

バイクに乗ったお兄さんは、何も言わずに、大きなファイルを2つ、弟(ガイドをしてくれた青年)に手渡します。

何が入ってるのかと思ったら、インドの細密画の数々。 このガイドの青年の家族はアーティストで、家族の描いた細密画を買ってほしいんだそう。

別に買わなくてもいいんだけど、そんなに高いものでもないし、キャッシュも少し余っていたので、1枚買ってあげることに。

なんとなく、ラジャスタンぽいのが欲しくて、これを選びました。

ちょっとユーモラスで気に入ってます☆

サモードには、アーグラやジャイプールのような大きな見所はないけれど、サモードパレスという山間の宮殿ホテルででのんびりと優雅に寛ぐことができるのが魅力! 都市では味わえない、インドの小さな村の様子を見ることができて、とても楽しかったです。

→ サモードパレス(Samode Palace)

 

さて、楽しかったインド旅行もこれでおしまい。

サモードパレスに泊まった翌日は、デリー空港まで約250キロの距離を6時間以上かけて移動。 いやあ~、すごい交通渋滞でした。 ハイウェイを高架にする工事が行われているんですが、いったいどうやったらこんなカオスを作り出すことが出来るのかって感心してしまうぐらいスゴイです。

最後の最後にしっかりまた混沌としたインドを思い知らされることとなりました。

ホント、摩訶不思議な国だわ、インドって。

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