クイーンズクリフからポイントロンズデールへ

ビクトリア州

メルボルンの町は、ポートフィリップ湾という馬蹄型をした大きな湾の奥に位置しています。

バス海峡からポートフィリップ湾へ入る入口部分は、東側からモーニントン半島が、西側からべラリン半島が突き出しており、モーニントン半島のソレントとべラリン半島のクイーンズクリフの間は、フェリーで結ばれています。

カーフェリーなので、車を載せることも可能なのですが、この日は、モーニントン半島のソレントに車を駐車して、車なしで乗船。 約40分の船旅で、クイーンズクリフに到着です。

クイーンズクリフのフェリー乗り場のすぐ隣にあるのが、クイーンズクリフ・ハーバー。 最近こんなモダンなマリーナに生まれ変わりました。

 

モダンなマリーナとは対照的に、クイーンズクリフの町は昔ながらの田舎町の雰囲気が残る町。

19世紀に港町、軍の要所、観光地として栄えた町なので、町の中には19世紀に建てられたビクトリア様式の美しい建物や、コテージなどの建物がたくさん残っています。

クイーンズクリフの海沿いを南に歩いていくと現れるのが、フォート・クイーンズクリフ (Fort Queenscliff) 。

19世紀中頃にポートフィリップ湾の防衛を目的として作られた要塞です。ツアーに参加して内部を見学することも可能です。

そして、このフォート・クイーンズクリフの先を左折して海辺に向かって歩いていくと、こんなに美しい景色が広がっています。

遠くに見える陸地は、モーニントン半島の先端のポイントネピアンです。

ここから、ポートフィリップ湾の入り口にあたるポイントロンズデール (Point Lonsdale) まで、ずっとビーチが続いているので、ポイントロンズデールに向かってビーチを歩いてみることにしました。

このビーチは、細かくてしっかりした砂なので、とっても歩きやすい! 途中からはビーチ沿いに舗装された道も整備されていて快適だし!

こちらはクイーンズクリフ方向を振り返った景色です。

白い砂浜に青い海、道端には黄色いお花が咲いていて、もう最高にいい気分。

クイーンズクリフのフェリー乗り場からポイントロンズデールまでは7キロぐらいあったと思いますが、美しい海を見ながら潮風に吹かれて歩いていると、疲れることもなくポイントロンズデールに到着しました。

ポイントロンズデールはとっても小さな海辺の町です。

メインストリートを通り過ぎて少し歩くと、ポイントロンズデールの灯台と桟橋があります。

この日は風もあったのですが、ポートフィリップ湾の海はとっても穏やかです。

一方、こちらは、灯台の先に広がるバス海峡側の海。 ポートフィリップ湾とは対照的に波が荒いです。

 

そして、こちらが、The Rip と呼ばれる、バス海峡からポートフィリップ湾への入り口部分。

向こうに見える陸地はモーニントン半島の先端のポイントネピアンで、ポイントロンズデールからポイントネピアンまでの距離は、わずか3キロ。

写真を見てもわかるとおり、浅瀬や岩があったりするので、実際に船が通れる幅はかなり狭く、大型船がここを通り抜けるのには高度な技術が必要なんだそう。

なので、今でも、クイーンズクリフに熟練したパイロットが待機していて、ポートフィリップ湾に入ってくる船をナビゲートするためにオレンジ色のパイロットボートでパイロットを派遣するサービスがあるんですよ。

ポイントロンズデールのカフェで昼食をとった後、帰りは歩かずに、バスに乗ってクイーンズクリフのフェリー乗り場まで戻りました。

あ~ 楽しかった!

お天気の良い日には、またフェリーに乗って歩きに来たいと思います。

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