サルタ滞在3日目は、サルタの南にあるカファジャテ渓谷を訪れる日帰りツアーに参加。
カファジャテ渓谷 (Quebrada de Cafayate) は、サルタの南、コンチャ川の両岸に続く渓谷です。
サルタの町を出発して暫くは、農業や牧畜を営む緑豊かな土地が続くのですが、サルタから南に100キロ程辺りまで来ると、次第に赤茶色の岩肌の山々が目の前に現れ始め、いよいよカファジャテ渓谷に突入です。
切り立った赤い岩壁や奇岩が続くカファジャテ渓谷は、前日訪れたトロ渓谷やウマワカ渓谷とはまったく趣が違います。
なんだか、アメリカ合衆国のユタ州南部〜アリゾナ州辺りの景色を思い起こさせるような景色です。
こんなダイナミックな景色が続くカファジャテ渓谷のドライブは全長約80キロほど。次から次へと絶景が現れるし、車を停めて散策できるようになった展望スポットもあるし、まったく飽きる事がありません。
この美しいカファジャテ渓谷を抜けた所にあるのが、カファジャテという町。
このカファジャテという町は、ワインの産地として有名なところ。今まで通って来たあの乾燥した渓谷が嘘のように、町の周りには葡萄畑が一面に広がっているんです!
カファジャテの町でランチをとった後は、Finca Quara というワイナリーを訪問。
ワイナリーのワイン製造施設を観て回って、ワインの試飲。Torrontésという葡萄の品種の白ワインはフルーティで飲みやすい!Finca Quaraのワインは、サルタのレストランでも良く見かけました。アルゼンチンのワインは、美味しくて値段もお手頃なのが嬉しいですね!
ツアーはこの後、カファジャテ渓谷経由で同じ道をサルタへと戻ります。
私たちが利用したのは前日のツアーと同じく UMA Travel という旅行会社の日帰りツアー。この日のツアーガイドさんはタイムマネージメントが今ひとつで、帰着時刻が大幅に遅れてしまったのがちょっと残念。。。
前日のツアーで訪れたトロ渓谷やサリナスグランデス周辺は、道路も未舗装の部分がかなりあったので、レンタカーでドライブするのはちょっと不安だな、と思いましたが、この日のカファジャテ渓谷は道路もきちんと整備されているので、運転が苦にならない人なら、カファジャテ渓谷はツアーに参加するよりもレンタカーで自由に回った方が楽しいと思います。
それにしても、サルタはアンデス山脈の麓にある町だけあって、周辺には美しい渓谷がいっぱいありますね! 旅行計画中には、トロ渓谷、ウマワカ渓谷、カファジャテ渓谷という3つの渓谷の違いがあまり良く判らず、3つとも訪れるべきなのかどうなのか迷ってたのですが、結論から言うと、3つとも訪れてみて本当に良かった!!3つともそれぞれ趣がまったく違って、甲乙がつけられないぐらい素晴らしかったです。
今回は、サルタに4泊したのですが、アルゼンチン北西部には本当にたくさんの見所があるので、これでもちょっと足りなかったぐらい。。。 追加でプルママルカで1泊して、ウマワカ渓谷の奥まで足を伸ばしてみても良かったかも、と思います。
アルゼンチン北西部の旅、アンデスの雰囲気が満喫できて、とっても楽しかったです!!
コメント