アルゼンチン北西部 アンデス山脈の渓谷と塩湖巡り

アルゼンチン

サルタ2日目は、サルタから北へ、アンデス山脈の渓谷や村、塩湖などを観て回るツアーに参加しました。

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上の地図がツアーの行程。サルタを出発して、サン・アントニオ・デ・ロス・コブレスサリナスグランデスプルママルカ と時計回りで周ってサルタへ帰着。走行距離515km、所要時間14時間というかなり長いツアーです。ボリビアとチリの国境も近いので、途中チェックポイントがあり、パスポートを持ってくるようにとガイドさんからのアドバイスがありました。このツアーは標高4000メートルを超える場所を2回通過するので、高山病にならないように、飲料水をたくさん持って出発です。

トロ渓谷~サン・アントニオ・デ・ロス・コブレス

サルタを出発して暫くすると、道は次第に高度を上げ、アンデス山脈の山岳地帯へと入っていきます。この辺りは、トロ渓谷 (Quebrada El Toro) と呼ばれる渓谷。

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美しい山々に、サボテンがニョキニョキ。

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サボテンの花。

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あー、なんて素晴らしい景色なんでしょう!

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途中の山間の小さな村で暫し休憩

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この後、更に標高を上げ、Abra Blancaという標高4080メートルの峠を越えて、暫くすると、サン・アントニオ・デ・ロス・コブレス (Antonio de los Cobres) に到着します。

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サン・アントニオ・デ・ロス・コブレスは標高3,775 メートルにある村。周りには木々も殆ど生えておらず、砂漠のように乾燥した場所です。

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ちなみに、私たちは車のツアーでしたが、サルタとサン・アントニオ・デ・ロス・コブレスの間は、雲の列車 (Tren a las Nubes) と呼ばれる観光列車も走っているんですよ。

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Photo Credit: Casa Rosada (Argentina Presidency of the Nation) [CC BY-SA 2.0 (https://creativecommons.org/licenses/by-sa/2.0)]

サン・アントニオ・デ・ロス・コブレスでは町の小さなレストランで昼食。

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リャマのシュニッツェルとアンデスのジャガイモ。 なかなか美味しかったのだ。。。

アンデスの塩湖サリナス・グランデスへ

昼食を終えたら、サリナス・グランデスへ向けて出発。サン・アントニオ・デ・ロス・コブレスからサリナス・グランデスまでの間は、ひたすら平らな砂漠地帯が続きます。

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トロ渓谷の景色も素晴らしかったけど、高地の砂漠の景色も素晴らしい!!

サン・アントニオ・デ・ロス・コブレスから約100キロほどドライブをして、サリナス・グランデス (Salinas Grandes) という塩湖に到着です。

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南米の塩湖といえば、ボリビアのウユニ塩湖が有名ですが、サリナス・グランデスは、南米で3番目に大きい塩湖です。サリナス・グランデスには、こういう塩田プールがあるのが特徴。

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ちょっと残念だったのは、私が訪れたのは、乾期の終わりだったので、周りの砂漠からの砂埃で一面に広がる塩の平原の表面が薄汚れていて真っ白ではなかったこと。。。 ウユニ塩湖も水が溜まる雨期に行くべきだと聞いていますが、ここも、塩湖に溜まった水が反射した様子が見たければ雨期に、真っ白な塩の結晶の平原を見たければ乾期の始め頃に来るべきですね。

ここでは、実際に塩の採掘も行われています。こんな塩のブロックも積み上げられていましたよ。

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標高4170メートル! リパン峠

サリナス・グランデスを観光した後は、再び車に乗り込み、プルママルカへと向かいます。サリナス・グランデスからプルママルカまでは距離にしてわずか60キロぐらいなのですが、この間に、リパン峠 (Cuesta de Lipan) という標高4170メートルの地点を通過します。

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標高4170メートルというのは、私が今まで体験した中で一番標高の高い場所。12年前にチリのアタカマ高地からエクスカーションで訪れたミスカンティ湖が標高4120メートル。そして、昨年訪れたクスコが標高3400メートル。ミスカンティ湖では何ともなかったのですが、クスコでは真夜中にものすごい頭痛に襲われた私。今回のリパン峠はその両所よりも更に標高が高いので、ちょっとドキドキだったのですが、大丈夫でした!!

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いや~、素晴らしい景色の連続でしたよ!!

ウマワカ渓谷の可愛い村プルママルカ

標高4170メートルのリパン峠から、ひたすら下っていくと、ウマワカ渓谷 (Quebrada de Humahuaca) の可愛い村プルママルカ (Purmamarca) に到着。

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この辺りの地層には、様々な鉱物が含まれているため、様々な色の地層がむき出しになった山々が連なっています。そのため、7色の丘と呼ばれています。

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プルママルカは、可愛らしいおみやげ物屋さんも一杯あって、散策が楽しい村。

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へへっ、私も、とってもステキな色合いの毛糸を買っちゃいましたよ!! マフラーでも編もうかな~なんて思ってね☆

このプルママルカがあるウマワカ渓谷は、南米のグランドキャニオンと呼ばれるところ。残念ながら私の参加したツアーは、トロ渓谷やサリナスグランデスにも立ち寄るツアーだったので、ウマワカ渓谷ではプルママルカの村に立ち寄るだけで、ウマワカ渓谷を満喫という訳にはいきませんでしたが、サルタからは、ウマワカ渓谷だけに特化したツアーも出ています。

プルママルカを観光した後は、どこにも寄らずにサルタに直帰。14時間のツアーっていうのはちょっと疲れましたが、素晴らしい景色の連続で大満足の1日でした。

私が今回利用したのは、UMA Travel というサルタのツアー会社のツアー。ガイドさんも素晴らしく、信頼できるツアー会社だと思います。

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